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将棋 エッセイコレクション

後藤元気 編

将棋は、音楽や数学と同じように、独自のルール(体系、構造)と、記号(棋譜、楽譜)をもつ。そして、この三領域は、コトバで表現するのが難しい。

随分前に、川端康成の『名人』を読んでみたが、どうもよく分からなかった。

問題は、私自身にあるのかもしれない。将棋は好きだが、棋譜が読めない(書かれていることを辿るのが精一杯、では、読んでいることにはならない、と思う。楽譜も、数式も同様である)。そこで、コトバに翻訳し、解釈を示して欲しい、と思うのであるが、将棋のコトバというのは、どうもそういうものではないのかもしれない。