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ボディ・クリティシズム

バーバラ・M・スタフォード(高山宏 訳)

神経系モデルの人間学が、解剖学モデルに対立するという見方がおもしろいと思った。リヒテンベルクの Pathognomie の表面性も、この繋がりで積極的な意味を帯びてくる。ラファータの観相学にある神学的な深みを用心深く避けているのだとすれば、リヒテンベルクのテクストに漂う諷刺的な感触も理解できる。
妙に気になっていた帯の「人体の気象学へ」は、やはり本書の核心なのだろう。

話題の(になった)本ということだけのことはある。しかし、文化論というのはみなそうだが、圧倒的なヴォリュームで人を納得させるようなところがあって、どうも辟易する。