Abtei Kanzheim

ホフマンの『牡猫ムルの人生観』に出てくるベネディクト派の僧院だが、BDK版の註に、Kloster Banz との類似が指摘されている。

バンツには、留学中に何度か行っている。14人聖人教会に対峙して、重みのあるファサードが印象的だった。改めて調べてみると、もともとベネディクト派の修道院だったが、1803年、ということは、ホフマンが活躍していた頃にはすでに、世俗化してしまっていたらしい。