四天王寺古本市

昨日、今日と二度出かけた。昨日は、台風は逸れたものの、時々、風、雨というお天気のためか、お客さんもまばら。どうなることかと思いきや、今日はまずまず、だったのではなかろうか。

ヴァイス『ヘルダーリン』300円
実を言えば、なにがいいのだか判らないヴァイス劇ではあるが。

ソルジェニーツィンチューリヒレーニン』300円
作者、テーマに不足はないが、新潮社の二段ぎっしりつまった活字が辛い。

シュトゥッケンシュミット『シェーンベルク』1000円
原書第一版は1951年刊。巻頭近くに、トマス・マンの手紙が掲載されている。
『モーゼとアーロン』について。「これは、上演を考えてかかれたものではなく、部分的には演奏は全く不可能と考えているくらいで、多分、遠い将来、総合的な、電気発生の音がつくられたら、、、」端々に歴史を感じる。