オールドタイプ

構造主義の思想がよく読まれていた時代、「自分」や「自己表現」に夢中になることは、どちらかと言えば文化的には恥ずかしくみっともないこと、という気分が一般的にあった。
上野俊哉『思想家の自伝を読む』平凡社新書 2010)

こういう感覚は、「80年代的」だろうと思う。
世代論は批評の名にあたいせず、とも言われるが、しかし、世代的に共感できる。