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丸で浪漫的アイロニーだ

與次郎は、三四郎の歩きぶりを見て、「もう少し普通の人間らしく歩くがいい」と言う。それに続いて、この言葉が出てくるのだが、一体、どういう歩行だったのか。

三四郎もわざわざ図書館まで戻って、意味を調べている。

獨逸のシュレーゲルが唱え出した言葉で、何でも天才と云うものは、目的も努力もなく、終日ぶらぶら付いて居なくつては駄目だと云う説だと書いてあった。

三四郎は、この説明を読んで、「安心」したというのだが。

昨日、朝日新聞連載分。