2018-01-01から1年間の記事一覧

バビロンの流れのほとりにて

森有正 1冊150円の古本棚でも、この本は静かに輝いていた。いなかの本屋さんで手にとったのは、この背中に惹かれてのことだったのかもしれない。装丁は栃折久美子。初版19刷(昭和55年刊)。そんなに売れたのか。 これは美が、人間の内面とは関係な…

四天王寺古本市

昨日、今日と二度出かけた。昨日は、台風は逸れたものの、時々、風、雨というお天気のためか、お客さんもまばら。どうなることかと思いきや、今日はまずまず、だったのではなかろうか。 ヴァイス『ヘルダーリン』300円実を言えば、なにがいいのだか判らない…

ハイドンのピアノソナタ

https://www.deutschlandfunkkultur.de/interpretationen ハイドンのピアノソナタは、対話のようだという。たしかに、二人のドイツ語の延長上に、むりなく音楽が続いていく。1732年生まれということは、シューマン(1810生)のおじいさんくらいか。