ミレニアム

坪内 祐三『古くさいぞ私は』が出たのは、2000年。
この時点で、オールドタイプを自認していたところに、先見の明があったのかもしれない。
コンピュータシステムに誤作動が生じると騒がれたのは、その前年だった。この頃には、パーソナルコンピュータがネットで繋がっていたのだ。

中上健次が亡くなって、すでに8年経過していたことになる(今年、没後30年)。
いや、古くさくなっていることに気づいていなかったのは、私だけだったのか。