オールド・テロリスト

村上龍

小説という形式を使って、近年のテロリズムを内側から描いてみせた傑作。

文藝春秋連載は、昨年夏に終わっているはずだが、いまだ単行本がでないのは、どういうわけだろう。

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いや、イスラム国関連の一連のテロは、端的な人間憎悪という点で、『オールド・テロリスト』の域を越えてしまっているのかもしれない。