2015-01-10 フロイト講義<死の欲動>を読む 小林敏明著『快原理の彼岸』読解。「死の欲動」という概念がどのような思考過程を経て、形成されたのかが丁寧に追跡されている。講演記録のようにみえるが、そうではないらしい。あとがきに、菅谷規矩雄の話が出てくる。名古屋にいた頃は、緑区鳴海の団地に住んでいたという。89年死去というのも、(迂闊にも)今まで知らなかったことだった。学生運動の詩人ということで、遠い人だと思い込んでいたが。