Bad Maulbronn

カッツェンベルガー博士は、かれの論文を批判したシュトリックを殴るため、娘の手オーダは、憧れの詩人トイドバハの朗読を聴くために、マウルボルン温泉に出かけるのだった。

2019年、マウルブロン修道院に出かけたとき、博士の旅のことはすっかり忘れていた。ネットで調べてみると、近くに、Bad Schönborn という温泉があるらしい。

しかし、ジャン・パウルがシュトットガルトに出かけるのは、1819年。Schweikelt の Chronik によれば、1808年、二回にわたって、コッタにシュトットガルト移住を打診されるが、断っている。いずれにしても、修道院とは関係なさそうである。

「Maul =口 の温泉」ということか。