ヴォルフ・レペニース:科学と文学の戦い

『理性の夢 近代における人文・自然・社会科学の危機』(公論社 1992)所収
この一節で問題になっているのは、文学と科学ではない。社会学が問題なのである。この分野でもまた、自然科学をモデルとする18世紀啓蒙主義との闘いがあった。しかし、もう一方で、社会学は文学に対しても独自の領域を主張しなければならなかった。